2014年8月5日火曜日

久しぶりの投稿

至急対応が必要な案件が重なってしまい,ブログの更新が滞ってました。
長野出張の事も書こう書こうと思ってはいますが,まだ投稿できてない状況です。

ところで,今の最大の懸案である弁護士法人プルーデンス法律事務所問題ですが,
官報公告を受けて,本日は多くの方が当事務所HPにお越しいただいたようです。

情報更新が止まっていますが,どこかからの圧力や嫌がらせに屈したわけではありません。
現在,具体的なアクションを起こす準備をしているのですが,
今までこちらが動くたびに,元依頼者ではない特定のIPからのアクセスが急増する状況ですし,
守秘義務との関係や,近日中に行う予定の破産事件記録の閲覧謄写に支障がでては困りますので,HPでの情報提供は一端とめているというのが現状です。


私としては,本件は重大な消費者被害事件であり,
二次的被害も具体的に予見される事件であると認識しており,
情報提供・情報共有は可能な限り行っていきたいと考えております。
既に信頼できる筋からお声掛けいただいておりますが,
より多くの方と今回の問題に取り組むことができたら幸いです。

被害者の方が大勢いらっしゃることもそうですが,
まだ被害に気付かれてない方が複数いらっしゃることも大きな問題です。
元プルーデンス法律事務所所属弁護士からの聞き取りを適切に行っていれば,
漏れるはずのない債権者(元依頼者)が漏れていたり,
事件記録が未だに返還されていない方(なお,清算人側から返還できていない理由について合理的な説明・回答はなし。)がいらっしゃったり,別人の事件記録の送付を受けられたとおっしゃる方もいらっしゃる状況ですが,官報公告による周知だけで本当によかったのでしょうか。

(個人的に情報通と思っていた某「弁護士と闘う」さんも,弁護士法人フォーリーフ法律事務所の件はとりあげていらっしゃたのですが,本件はまだとりあげられてないようです。なお,報道からしますと,負債額はフォーリーフよりもプルーデンスの方が明らかに多いようです。)



最後に,破産制度は,もともと憲法29条(財産権保障)と緊張関係にあり,
破産管財制度,少額管財制度(これは東京含め一部の地域ですが)といった現在の運用は,国民の弁護士に対する信頼(公平・公正)があって初めて成り立つものです。
今回の,弁護士法人プルーデンス法律事務所の破産事件では,まさにその国民の弁護士に対する信頼(公平・公正)が問われる事件ではないでしょうか。
弁護士法人プルーデンス法律事務所の関係者は全て東京弁護士会所属であり,
解散に向けた手続きにおいて,重要な役割を果たしたのも東京弁護士会とのことであり,
(実際どうかはわかりかねますが,呼び出しを受けた際に役員の方から直接そう言われましたので)清算人も管財人も東京弁護士所属の弁護士ということですが,国民の目から見て,公明正大な手続であったと言われるような処理がなされることを強く願っています。

東京都文京区本郷 弁護士柏木恭平(東京弁護士会 柏木法律事務所)






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