2014年7月5日土曜日

インターネット~情報発信リスク・情報検索リスク

モデムがガーガー騒がしい音をたて、インターネット使用中は自宅の電話が使えなかったインターネット黎明期が嘘のように思えるほど,インターネットが当たり前になった今日ですが,インターネット利用に伴うリスクについての認識は未だ低いものと言わざるを得ない状況です。

コンビニや飲食店従業員のTwitter炎上にみられるように情報発信側に自らの行為のリスクを全く持って把握できていないケースは後をたちません。
情報の広範な伝播可能性や一度発信した情報が半永久的に残ることは発信者側に極めて大きな不利益をもたらします。

ここまでは知っておられる方も比較的多いかと思いますが,情報検索側にもリスクがあることはあまり知られていないように思います。

匿名だと思って検索しているつもりであっても,どこにいる人であるか,どこの組織の人であるか,どの携帯電話を使っているかまですら場合によっては即時に特定されてしまうことをご存知でしょうか。

インターネットのご利用には十分ご注意を

(雑記)

<情報検索リスク>
私がお気に入りに入れてよくアクセスさせていただいている,消費者問題の分野で著名(≠広告売名弁護士。闇金対策,違法金利業者に債権者破産で対抗するなど実績多数)な某弁護士の方のブログでは,裁判所関係者の方が,仕事を忘れて(執務時間中に?)裁判官人事の情報収集をしていることを糾弾されています。

<発信した情報が半永久的に残る>
私が今一番関心を持っている弁護士法人プルーデンス法律事務所関係を例にすれば,現在同事務所の公式HPは削除されていますが,インターネットに詳しい方であれば,今からでも清算前のHPがどのようなものあったかは勿論,プルーデンス法律事務所の設立時(平成20年。代表者が懲戒処分を受けた年のようですが,懲戒事由はそれ以前のもののようです)にどういう組織(他の所属弁護士や事務員の構成)であると情報発信していたかも調べることは可能だったりします。

東京 文京区 本郷の弁護士 柏木恭平 (東京弁護士会 柏木法律事務所)

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