「債務整理協定」
色々なバリエーションはあるようですが,問題となっていて,新聞報道がなされたことがあるのは,
過払金返還請求を行っている案件については,大幅な減額での和解をする見返りに,借金が残っていて分割での和解を求めている案件については,協定に参加していない弁護士・司法書士が代理人となっているケースでは認めていない金利のカットを認めるといったものです。
弁護士・司法書士側は,ほとんど何もせずに,報酬を受け,貸金業者側は,経営を圧迫している過払い金返還請求の負担を大きく減らすことができる。そのツケは,違法な金利を取られ,その是正を求めていたはずの相談者が払うことになってしまう。
以上が,「債務整理協定」問題です。
テレビで目にしたり,ラジオで聞いたり,インタネットで評判(?)の弁護士・司法書士はそんなことはしない?
ノンバンク系はともかく,コンプライアンスのしっかりしている銀行系(親会社が大手銀行)はそんなことはしない?
残念ながら,新聞報道等からすると一部ではそうではないようです。
中には,恐れ多くも,裁判所の,法廷内で上記内容の協定を持ちかける業者もあるといった噂も耳にすることがあります。
このブログを書いている時丁度アルゼンチンが得点しました。私もサッカーは詳しくはなくて,選手の事もよく知らないのですが(CM等で日本人にもなじみの深いオリバーカーンさんが活躍していた頃はよくサッカーを見ていましたが),さすがにメッシは知っています。
エースとしてのプレッシャー,徹底的なマークを受けながら決定的な場面ををつくる。本当にすごいとしか言えません。
文京区本郷の弁護士 柏木恭平(東京弁護士会 柏木法律事務所)
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