2014年6月12日木曜日

クリエイターによる有料インターネット配信

KADOKAWAさんとの経営統合で注目度が高まっているドワンゴさんの子会社のニワンゴさん
が,クリエイターによる有料インターネット配信(「ユーザーチャンネル」)を行うクリエイターを募集し
ているそうです。

よく確認したわけではないのですが,個人的には,非常に魅力的で,面白そうなサービスという印象を受けました。

ところで,新しいサービスを始めるということになりますと,法律的な問題や紛争が発生してしまうのが世の常です。

上記サービスの場合ですと,消費者(チャンネル入会者)側は,各チャンネルのサービス内容を確認したうえで,有料の入会手続きをとるわけですが,
実際に入会してみたら入会時に確認したサービス内容と異なっていたということで返金をして欲しいというトラブルが起きないかちょっと心配です(定期的に配信をすることが掲げられていたので入会したのに,実際には,定期の配信がされなかった場合など)。

もっとも,あまり「これはだめ」,「あれはだめ」,「これはこうしないとだめ」ということで制約が多くなってしまうと,クリエイターに萎縮効果を生じさせてしまって,サービスの魅力や面白さが失われてしまいますので悩ましいところかと思います。

未成年のクリエイター(要:親権者の同意)にもチャンスがあり,ユーザーチャンネルを運営する可能性があるので,
クリエイターとともにサービス運営にあたるニワンゴさん側で,わかりやすいガイドラインのようなものが示していただけると,クリエイター側にとっても,入会者にとってもありがたいのかなと思いました(勝手な感想ですが)。


東京 文京区 本郷の弁護士 柏木恭平 (東京弁護士会 柏木法律事務所)

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